第2回 環境を整える
●目標を設定しよう
あの曲が弾きたい!
あのピアニストみたいになりたい!
などなど、ピアノを始める理由はさまざまかと思います。
でも、最初に抱いた情熱といいますか、
ピアノをやりたいと思ったときのこの気持ち、
練習を続けていく上でとても大切なことなので、
それをまず心に刻むようにしてください。
最初にゴールがなければ、
そこに到達するまでの道筋も定まらない、
ということもありますが、
なかなか思い通りに上達しなくて、
気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。
というか、絶対あります(笑)
できないことをできるようになるためには
いくつも超えなければいけない壁があります。
それを乗り越えることはとっても大変。
当たり前ですが、だからこそ練習する。
壁にあたった時も、
自分の中にあるピアノに対する愛情を
思い出して、できることをひとつひとつやっていく。
そうした姿勢が大事だと思います。
だから、まずはともかくこうなりたい、
という自分のゴールを設定してみてくださいね。
将来なりたい自分の姿ですから、
どんな大胆なことでもOKです。
ピアノ触ったこと無いけど、
将来は革命のエチュードをバリバリ弾いてる、とか^^
大きな目標のほうが意欲も高まりますし、
自分に必要なことが小さな目標の時よりも
たくさん見えてくるようにもなるからです。
なによりピアノを続けるモチベーションになってくれます。
●楽器を用意する
ピアノは毎日少しずつでも練習することが肝心。
まずは自宅に練習用のピアノを用意したいところです。
最も望ましいのはグランドピアノですが、
どなたでも用意できるものではありません。
賃貸住宅や夜間でも練習できるものとして、
まずは電子ピアノをオススメします。
本物のピアノを弾いた時に違和感を感じる、
というケースは当然ありますし、
電気なので音の出る仕組みも全然違うのですが、、、
最近の電子ピアノは鍵盤の構造など
かなりアコースティックピアノに近づいていますし、
音も高級のピアノをサンプリングしているので、
練習用としては充分だと思います。
むしろ練習に役立つ機能が沢山付いているので、
そちらのメリットが大きいというのもあります。
本物のピアノの感覚は貸し練習室やレッスン教室で
触れることで体感出来ます。
ここではまず毎日触れる楽器がある、
という環境を作ることを優先してみてくださいね。
気になるお値段ですが、
最も安いクラスで3万円台から。
電子ピアノもアコースティックピアノと同様
上を見たらキリがありませんが、
初心者のうちは数万円~10万円クラスのもので
充分だと思います。
始める前に大きな投資となるかもしれませんが、
ピアノを弾くための第一歩です。
予算と相談しながら決めてみてください。
次回は先生探しについてお送りしようと思います。
お読みいただきありがとうございました。